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人が多いと未来に目を向ける?

人口密度と生活史戦略


低い人口密度(競争が少ない)では、早期に繁殖を開始することができるが、高い人口密度(競争が多い)では、繁殖前に競争力を高める必要がある
人口密度が高い地域に住む人々は未来志向が強く、個人への投資が多く(つまり、高学歴)、結婚が遅く、出産も遅く、出生率が低い傾向がある

鬱蒼と生い茂るコンクリートジャングル、東京では狭い地域に非常に多くの人が住んでいます。


特に、東京には住んでいないが、日中は東京で働いている人なども考慮すると人口密度は大変なものでしょう。


「人口密度」は私たちの心にどのような影響を与えるのでしょうか?


進化心理学的には低い人口密度(競争が少ない)では、早期に繁殖を開始することができるが、高い人口密度(競争が多い)では、繁殖前に競争力を高める必要があると考えることができます。


2017年の研究では人口密度と生活史理論の関連について検討しています。


人口密度が高い地域に住む人々は未来志向が強く、個人への投資が多く(つまり、高学歴)、結婚年齢が遅く、出産年齢が遅く、出生率が低い傾向があるということがわかりました。


これらを一言でまとめると、人口密度が高くなると遅い戦略に人々はシフトするようです。


人口密度と聞くとヒトの心理に何も影響がないように感じますが、単位面積あたりのライバルの数と考えると私たちの心(動機づけ)がどう変化するのか考えやすいのではないでしょうか?


ライバルが多いと私たちは子への投資を遅らせ、自己への投資が高まるわけです。


参考文献:


Sng, O., Neuberg, S. L., Varnum, M. E. W., & Kenrick, D. T. (2017). The crowded life is a slow life: Population density and life history strategy. Journal of Personality and Social Psychology, 112(5), 736–754. https://doi.org/10.1037/pspi000008

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