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タバコと寄生虫

タバコを吸うメリットとは?


タバコは寄生虫への対処に有効

タバコと聞いてどういうイメージを持ちますか?


百害あって一利なしの代表というようなイメージを非喫煙者の多くは抱くのではないでしょうか?


タバコがもたらす悪影響が数多く報道され、年々喫煙者への風当たりが強くなる中、タバコのメリットを進化心理学的に考えてみましょう。


狩猟採集民族の中にはタバコを愛してやまない民族(コンゴの住むアカ族など)もいます。


なぜ、タバコを吸うのでしょうか?


ある研究によると、ニコチンの代謝物であるコチニンと寄生虫の数には強い負の相関がありました。


つまり、タバコをよく吸っている人ほど寄生虫に感染していなかったというわけです。


さらに、ニコチンを代謝するのが遅い人は寄生虫の数が少なかったのです。


これは、ニコチンを代謝するのが遅いということは、ニコチンの毒性が体内に長く残るということを意味し、これによって寄生虫に対処できるということです。


この研究はタバコ(ニコチン)がもたらすメリットとデメリットを暗示しています。


つまり、ニコチンを多く摂取する人は寄生虫には抵抗できるが、喫煙により健康上の問題が発生する可能性がある。


ニコチンの代謝が速い人やニコチンをあまり摂取しない人は喫煙による健康上の問題を避けることができるが、寄生虫への対抗が難しい。


毒を以て毒を制すとはまさにこのことでしょう。


参考文献:


Roulette, C. J., Mann, H., Kemp, B. M., Remiker, M., Roulette, J. W., Hewlett, B. S., . . . Hagen, E. H. (2014). Tobacco use vs. helminths in Congo basin hunter-gatherers: Self-medication in humans? Evolution and Human Behavior, 35(5), 397-407. doi:10.1016/j.evolhumbehav.2014.05.005

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