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手を洗いたがる?

インフルエンザの流行と手洗い


2009年5月から2010年1月にかけて、イギリスの高速道路のサービスステーションのトイレで石けんを使って手を洗った人の割合の調査
インフルエンザのパンデミック時には石鹸を使った手洗い率が向上
病気を回避する必要性は病原体の感染を阻止するような行動を人々に促すということ

人々に手洗いをさせるようにはどうしたら良いのでしょうか?


この疑問に答える為には、なぜ私たちが手洗いをするのかを考えてみましょう。


手洗いをするとウイルスや細菌を除去できることが知られています。


私たちはウイルスや細菌から細菌から身を守る為に手を洗うのです。


さらに、病気を回避する必要性は病原体の感染を阻止するような行動を人々に促します。


これらの知見を踏まえて、インフルエンザがイギリスでパンデミックになっていた2009年に行われた研究を見てみましょう。


この研究では2009年5月から2010年1月にかけて、イギリスの高速道路のサービスステーションのトイレで石けんを使って手を洗った人の割合の調査しました。


結果としては、インフルエンザのパンデミック時には石鹸を使った手洗い率が向上することがわかりました。


私たちは病原体の手がかりに触れると、自然とそれらの病原体を回避しようと手洗いなどの病原体回避行動をするというわけです。


参考文献:


Ansari, S. A., Sattar, S. A., Springthorpe, V. S., Wells, G. A., & Tostowaryk, W. (1989). In vivo protocol for testing efficacy of hand-washing agents against viruses and bacteria: experiments with rotavirus and Escherichia coli. Applied and environmental microbiology, 55(12), 3113–3118. https://doi.org/10.1128/aem.55.12.3113-3118.1989


Fleischman, D. S., Webster, G. D., Judah, G., de Barra, M., Aunger, R., & Curtis, V. A. (2011). Sensor recorded changes in rates of hand washing with soap in response to the media reports of the H1N1 pandemic in Britain. BMJ open, 1(2), e000127. https://doi.org/10.1136/bmjopen-2011-000127

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