単語の使用頻度と長さの法則
使用頻度の高い単語ほど短い傾向がある(Zipf’s law of abbreviation)
986の言語(世界の言語多様性の約13%)を調べた結果、この法則は全てのケースで確認された
「KY」
2007年に流行したこの言葉ですが、どういう意味か知っていますか?
正解は「空気が読めない」です。
他にも、OL、アポ、リスケなどさまざまな略語が存在します。
なぜ、私たちは言葉を略してしまうのでしょうか?
実は、使用頻度の高い単語ほど短い傾向がある(Zipf’s law of abbreviation)という法則が言語学では知られています。
2016年に986の言語(世界の言語多様性の約13%)を調べた研究でも、全てのケースでこの法則は確認されています。
言語はそれぞれ独特ですが、それらに共通する普遍的な法則があるという、進化心理学にもつながる話でした(文化は異なるが、共通する心理基盤をヒトも持つ)。
参考文献:
Bentz, C., & Ferrer Cancho, R. (2016). Zipf's law of abbreviation as a language universal. In Proceedings of the Leiden workshop on capturing phylogenetic algorithms for linguistics (pp. 1-4). University of Tübingen.
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