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リーダーが結束を壊す時

リーダーの地位の維持努力


リーダーは部下間のコミュニケーションを制限したり、部下を物理的に隔離したり、部下同士が対人関係で結ばれないようにする
リーダーが自分の権力を失わないことが保証されると、グループ内の結束を妨げる傾向はなくなる
部下同士の潜在的な協力関係による脅威を軽減するために、部下の間に分裂を作り出すという仮説を支持

会社の不祥事が新聞やテレビなどで報道されると、「経営陣は何をしてたんだ!」と激昂する株主の様子も併せて話題になることがありますが、リーダーは常にグループの利益最大化を目標として動くのでしょうか?


2014年の研究からリーダーは部下間のコミュニケーションを制限したり、部下を物理的に隔離したり、部下同士が対人関係で結ばれないようにすることがわかりました。


ちなみにこの研究では、これらの行動は高度に熟練した(つまり脅威の大きい)部下にのみ向けられたようです。


これは、脅威の小さい部下はそもそもそういった妨害行動をする必要性が無いからだと考えられます。


また、リーダーは自分の権力を失わないことが保証されると、グループ内の結束を妨げる傾向がなくなることも確認されました。


これらの結果は、部下同士の潜在的な協力関係による脅威を軽減するために、部下の間に分裂を作り出すという仮説を支持します。


リーダーは常にグループの利益を最大化するわけではないということは覚えておかなければいけません。


これは群淘汰が誤りだという話と似ていますが、私たちが気にしているのは集団のことではなく、私たち自身の(遺伝子の)ことなのです。


参考文献:


Case, C. R., & Maner, J. K. (2014). Divide and conquer: When and why leaders undermine the cohesive fabric of their group. Journal of Personality and Social Psychology, 107(6), 1033–1050. https://doi.org/10.1037/a0038201

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