幼少期の病気と異性の顔の好みの関係
幼少期に病気がちな子どもは大人になると魅力度が高い異性を好むようになる
ある人は男性的な顔を好み、ある人は女性的な顔を好む。
その差はなんでしょうか?
ある研究によると、幼少期に病気がちな子どもは大人になると男性的もしくは女性的な特徴が誇張された異性を好むようになることがわかりました。
つまり、病気がちだった男性は女性的な顔の女性を好み、病気がちだった女性は男性的な顔の男性を好むということです。
この仮説の背景には2つの根拠が存在します。
1つ目は病気のなりやすさが異性に求める健康レベルに影響を与えるということです。
2つ目はより男性的な顔をもつ男性やより女性的な顔をもつ女性は健康的ということです。
ヒトは自分にないものを求めるとはよく言いますが、幼少期の病気のなりやすさが将来の異性の顔の好みにまで影響を与えるとは、とても興味深い話です。
参考文献:
Barra, M. D., Debruine, L. M., Jones, B. C., Mahmud, Z. H., & Curtis, V. A. (2013). Illness in childhood predicts face preferences in adulthood. Evolution and Human Behavior, 34(6), 384-389. doi:10.1016/j.evolhumbehav.2013.07.001
Johnston, V. S., Hagel, R., Franklin, M., Fink, B., & Grammer, K. (2001). Male facial attractiveness: Evidence for hormone-mediated adaptive design. Evolution and Human Behavior, 22(4), 251–267. https://doi.org/10.1016/S1090-5138(01)00066-6
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