ピンクの好みの性差
ピンクに対する選好に性差が見られるのか3つの社会と1つの都市で調べた2021年の研究
グローバル都市ではピンクに対する女児の選好が見られたが、グローバル文化の影響を受けていない社会ではピンクに対する選考に性差は見られなかった
小学校に入学する前、親子が楽しみにするのは、まずはランドセルを買うことでしょう。
「男の子には黒のランドセルを女の子にはピンク(赤)のランドセルを」
さて、女の子がピンクを好むというのは文化普遍なことなのでしょうか?
ピンクに対する選好に性差が見られるのか3つの社会と1つの都市で調べた2021年の研究によれば、グローバル都市ではピンクに対する女児の選好が見られましたが、グローバル文化の影響を受けていない社会ではピンクに対する選考に性差は見られませんでした。
私たちが普段当たり前と思っている性差は他の文化では観察されないことがあるということはヒトの性差について考える際には十分覚えておかなければいけないということがわかる研究です。
参考文献:
Davis, J. T., Robertson, E., Lew‐Levy, S., Neldner, K., Kapitany, R., Nielsen, M., & Hines, M. (2021). Cultural components of sex differences in color preference. Child development, 92(4), 1574-1589.
Comments