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脅威的な刺激には...

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年11月20日
  • 読了時間: 1分

脅威と反応時間


脅威的な画像はより早く検出される
最初の視線は脅威的な画像に向く頻度が高い
脅威的な画像はより大きな驚愕を導く
生存という進化的意義を考えると、心は身体に直接的な脅威をもたらす刺激に対して、(反応の速さと強さの点で)特に敏感ということ

進化心理学では生存のことを頻繁に扱いますが、これは生存が進化的適応環境において、先祖が解決しなければいけなかった適応問題だったからです。


私たちは外界の脅威に対処する為にどのような認知システムを進化させてきたのでしょうか?


2017年の研究では、脅威的な画像はより早く検出され、最初の視線が向く頻度が高く、より大きな驚愕を導くことが判明しました。


生存という進化的意義を考えると、心は身体に直接的な脅威をもたらす刺激に対して、(反応の速さと強さの点で)特に敏感ということです。


意識的にどうしようもない、こういった認知的な反応を扱う研究は進化的な利点がとてもわかりやすいなと思うのです。


参考文献:


March, D. S., Gaertner, L., & Olson, M. A. (2017). In harm’s way: On preferential response to threatening stimuli. Personality and Social Psychology Bulletin, 43(11), 1519-1529.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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