社会的排斥と負担
仲間はずれがどのように正当化されるのか調べた2013年の研究
実験(online ball-tossing game)参加者は仲間はずれにされたメンバーに対して補償を行ったが、仲間はずれにされたメンバーが負担になる場合には補償は行われなかった
仲間はずれについて考えてみましょう。
私たちはどのような時に誰かを仲間はずれにするのでしょうか?
仲間はずれがどのように正当化されるのか調べた2013年の研究によれば、実験(online ball-tossing game)参加者は仲間はずれにされたメンバーに対して補償を行ったが、仲間はずれにされたメンバーが負担になる場合には補償は行いませんでした。
言い換えると、「メンバーが負担になる」ということはそれだけで仲間はずれになってしまう十分な理由だったということです。
祖先の環境における「グループの仲間」というのはもしかすると無償の助け合いを行う存在というよりは利害関係にある絶妙な均衡の上に保たれた存在だったのかもしれません。
参考文献:
Wesselmann, E. D., Wirth, J. H., Pryor, J. B., Reeder, G. D., & Williams, K. D. (2013). When do we ostracize?. Social Psychological and Personality Science, 4(1), 108-115.
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