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ただ考えることは苦痛なのか?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年11月29日
  • 読了時間: 1分

考えるだけか電気ショックか


多くの参加者は、一人で考え事をするよりは「お金を払ってでも避けたい」と言っていた電気ショックを自分に与えることを好むことが判明
たとえネガティブなものであっても、何もしないよりは何かをしている方が好きということ

世の中には様々な仕事がありますが、中にはとても退屈に見えるような仕事もあります。


私たちは“退屈”に対してどのような反応をするのでしょうか?


2014年に行われた驚くべき実験では、多くの参加者は、一人で考え事をするよりは「お金を払ってでも避けたい」と言っていた電気ショックを自分に与えることを好むことが判明しました。


つまり、たとえネガティブなものであっても、何もしないよりは何かをしている方が意外に多くの人は好きということです。


何もしないということは私たちが事前に予測するよりも苦痛なことなのかもしれません。


思い出してみると、暇な時ほど(たとえつまらなくても)色々な遊びを思いついていたのは、退屈に対する反応だったのかもしれません。


参考文献:


Wilson, T. D., Reinhard, D. A., Westgate, E. C., Gilbert, D. T., Ellerbeck, N., Hahn, C., Brown, C. L., & Shaked, A. (2014). Social psychology. Just think: the challenges of the disengaged mind. Science (New York, N.Y.), 345(6192), 75–77. https://doi.org/10.1126/science.1250830

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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