群れと狩りの成功率
狩りは単独よりも協力した方が成功する
百獣の王ライオン、サバンナでのその姿はまさに強者というように堂々としています。
しかし、狩りになると話は別です。
実は、ライオンが単独で狩りをした場合、成功率はとても低いのです。
ライオンは意外と狩りが下手ということです。
この問題を解決する為にライオンは群れを形成するわけです。
強いライオンが群れるのは狩りの成功率を上げるためという側面があるのでしょう。
事実、単独で狩りを行うより協力して狩りをした方が成功することが多くの研究でも明らかになっています。
百獣の王と言われるライオンですら協力するわけですから、自然界においては非力な私たち人類にはそれ以上の協力関係が求められたのかも知れません。
参考文献:
Stander, P. (1992). Cooperative Hunting in Lions: The Role of the Individual. Behavioral Ecology and Sociobiology,29(6), 445-454. Retrieved August 16, 2020, from www.jstor.org/stable/4600646
Scheel, D., & Packer, C. (1991). Group hunting behaviour of lions: A search for cooperation. Animal Behaviour, 41(4), 697–709. https://doi.org/10.1016/S0003-3472(05)80907-8