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くびれはいつでも魅力的なのか?

ウエスト/ヒップ比(WHR)の好みの比較


女性のウエスト/ヒップ比(ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値)が0.7だと米国の男性は最も魅力を感じ、0.9だとハッザ族の男性は最も魅力を感じる
肥満のリスクが少なく、脂肪を蓄える利益が大きい環境では男性はより太った女性を好む

“くびれ”は女性たちの憧れで、多くの女性が理想のくびれを目指してダイエットに励みますが、男性はくびれのある女性を魅力的だと本当に思っているのでしょうか?


くびれを表す単位としてはウエスト/ヒップ比(ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値)がわかりやすいでしょう。


ウエスト/ヒップ比が1以上であれば、ウエストの方が大きく、1であれば、ウエストとヒップは同じ大きさで、1より小さければウエストの方が小さいので、“くびれ”があるというわけです。


2001年の研究によると、ウエスト/ヒップ比が0.7だと米国の男性は最も魅力を感じ、0.9だとハッザ族の男性は最も魅力を感じるということが明らかになりました。


つまり、肥満のリスクが少なく、脂肪を蓄える利益が大きいような環境(ハッザ族)では男性はより太った女性を好むということです。


確かに、くびれは(米国のような食料が豊富な地域では)魅力的かもしれませんが、(自給自足が求められる)環境によっては魅力的だとされない場合もあるというわけです。


参考文献:


https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-087.html


Marlowe, F., & Wetsman, A. (2001). Preferred waist-to-hip ratio and ecology. Personality and Individual Differences, 30(3), 481-489.

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