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ADHDの誤診?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年12月10日
  • 読了時間: 2分

ADHDと生年月日の効果


複数の研究から、教室内で最年少の子どもはADHD(注意欠如・多動性障害)と診断されたり、投薬されたりするリスクが高いことが判明
年齢的に未熟な子どもがADHDと誤診される可能性を示唆

皆さんはADHDを知っていますか?


ADHD(注意欠如・多動性障害)は注意力が足りなかったり、落ち着きがなかったりする症状を特徴とします。


小学校に入っても落ち着きがないや忘れ物が多いなど、ADHDを疑われるような子どもはたくさんいますが、近年その診断に関してある疑問が投げかけられています。


2018年のADHDに関するレビューを見てみましょう。


複数の研究から、教室内で最年少の子どもはADHD(注意欠如・多動性障害)と診断されたり、投薬されたりするリスクが高いことが判明しました。


これは、年齢的に未熟な子どもがADHDと誤診される可能性を示唆しています。


つまり、ADHDの診断は子どもたちの発達の遅れを判断する際には有効な手段かもしれませんが、子どもたちは1年の同じ時期に一斉に入学する為に、学級内での年齢差は最大1年にも及ぶ可能性があることを認識しておかなければいけないというわけです。


参考文献:


Whitely, M., Raven, M., Timimi, S., Jureidini, J., Phillimore, J., Leo, J., ... & Landman, P. (2018). Attention deficit hyperactivity disorder late birthdate effect common in both high and low prescribing international jurisdictions: systematic review. Journal of Child Psychology and Psychiatry.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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