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幸せな人は騙される

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2022年1月21日
  • 読了時間: 1分

感情と騙されやすさの関係


ポジティブな気分は騙されやすさを促進し、ネガティブな気分は騙されやすさを減少させることが2019年の研究から判明
ネガティブな気分は警告信号として機能する可能性を示唆

あるドラマで詐欺師より何枚も上手だった人物が最後には有頂天になった結果騙されてしまうというシーンがありました。


なぜこの人物は最後には騙されてしまったのでしょうか?


今回は感情と騙されやすさの関係について考えてみましょう。


2019年の研究によると、ポジティブな気分は騙されやすさを促進し、ネガティブな気分は騙されやすさを減少させるようです。


これは、ネガティブな気分が警告信号として機能する可能性を示唆しています。


騙されたくはない人はネガティブな気分になればいい...なんて話になると本末転倒だと思いますが、少なくとも私たちの感情は環境に対応する為に適応的な機能を果たしているということを理解することはヒトについて考える上で大切なことなのではないでしょうか?


参考文献:


Forgas, J. P. (2019). Happy believers and sad skeptics? Affective influences on gullibility. Current Directions in Psychological Science, 28(3), 306-313.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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