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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に見られる性差

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の致死率の性差


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の致死率を男女で比較した2020年の研究
38ヵ国中37ヵ国で症例致死率(CFR: case fatality rate)は男性の方が高く、男性の平均CFRは女性の平均CFRの1.7倍であった

(生物学的なレベルにおいて)男性は女性に比べて自身の生存を促進するような形質に投資をしないということが言われていますが、男性は女性に比べて感染症に対する死亡率が高いのでしょうか?


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の致死率を男女で比較した2020年の研究を見てみましょう。


この研究では38ヵ国が調査対象となっているのですが、38ヵ国中37ヵ国で症例致死率(CFR: case fatality rate)は男性の方が高く、男性の平均CFRは女性の平均CFRの1.7倍であったことがわかりました。


男性の方が女性よりも感染症に対して脆弱であるということがCOVID-19でも確認された研究でした。


参考文献:


Scully, E. P., Haverfield, J., Ursin, R. L., Tannenbaum, C., & Klein, S. L. (2020). Considering how biological sex impacts immune responses and COVID-19 outcomes. Nature Reviews Immunology, 20(7), 442-447.

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