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贅沢をする理由

総支出と贅沢品への支出の関連


総支出が増加するにつれて高級品への支出が増加する
総支出が増加するにつれて高級だとわかりにくい商品への支出は減少する

現代社会では非常に多くの物が安く手に入るようになりました。


一方、同じような機能を備えているにも関わらず、とんでもないような値段をする物もあります。


例えば、時計は安いものでは100円程度で買えますが、高級時計となると数百万円、物によっては数千万円することもあります。


これは、なぜでしょうか?


時間を正確に知るという目的のためであれば、100円の時計で済むはずです。


仮に時給を1000円とするのなら、6分働けば100円の時計は買うことができますが、100万円の時計を買うためには1000時間も働かなければなりません。


どうやら「物を買う」という行為には、その商品が持つ本来の目的を達成する(時計の場合は正確な時刻を知る)以外の目的があるようです。


ある研究によると、総支出が増加するにつれて高級品への支出が増加し、高級だとわかりにくい商品への支出は減少するようです。


つまり、消費という行為は一種の地位の宣伝にもなるということです。


例えば、高級スポーツカーに乗っている人を見れば、道行く人全員がその人はお金持ちであるということがすぐにわかりますが、高級スポーツカーを買えるだけの金額をキッチンに使う人は家を訪れてくれる人にしかお金持ちだとは認識されないでしょう。


穿った見方をすれば、高級時計や高級スポーツカーなどを買う人は"欲しいから"買うのではなく、"目立つから"買うのです。


参考文献:


Godoy, R., Reyesgarcia, V., Huanca, T., Leonard, W., Mcdade, T., Tanner, S., . . . Seyfried, C. (2007). Signaling by consumption in a native Amazonian society☆. Evolution and Human Behavior, 28(2), 124-134. doi:10.1016/j.evolhumbehav.2006.08.005

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