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政治的信条は遺伝する!?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年9月8日
  • 読了時間: 2分

政治的信条の遺伝性


政治的信条は遺伝の影響を受ける
3歳時点の態度から20年後の政治的信条を予測することが可能

子育てで一番大変と言っても過言でもないかもしれない時期は反抗期ではないでしょうか?


反抗期になると、親の意見全てに歯向かう子どもに四苦八苦するという話がよくあります。


そんな時、子どもは「自分の考えは親とは違う」とか「自分は自分の道を生きている」と思うこともありますが、その考え方には生物学的に重要なポイントが抜けているような気がします。


それは、自分の考え方や生き方に多分に影響するのは親から受け継いだ「遺伝子」だということです。


例えば、多くの研究からリベラル派や保守派などの政治的信条はある程度遺伝することが分かっています。


研究によっては、3歳時点の態度から20年後の政治的信条を予測することが可能というようなものもあります。


親から受け継ぐものは体だけでなく、「心」でもあるということです。


参考文献:


Block, J., & Block, J. H. (2006). Nursery school personality and political orientation two decades later. Journal of Research in Personality, 40(5), 734–749. https://doi.org/10.1016/j.jrp.2005.09.005


Olson, J. M., Vernon, P. A., Harris, J. A., & Jang, K. L. (2001). The heritability of attitudes: a study of twins. Journal of personality and social psychology, 80(6), 845–860.


ALFORD, J., FUNK, C., & HIBBING, J. (2005). Are Political Orientations Genetically Transmitted? American Political Science Review,99(2), 153-167. doi:10.1017/S0003055405051579

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

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