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誰が寄付をしてもらえるのか?

経済ゲーム上での寄付行為


経済ゲーム上では寄付を多くした人ほど多く寄付してもらえる

チャリティー番組などで莫大な金額が寄付されたことを知ると、日本には大勢の親切な人がいるんだなぁと思うわけですが、これはとても不思議な話です。


なぜなら、「寄付」という行為はある時点での自分の資源を消費してしまうからです。


しかし、進化心理学は「なぜ人は寄付をするのか」について興味深い理論を提唱しています。


それは、経済ゲーム上では、寄付を多くした人ほど多く寄付してもらえるということです。


これは、従来、もしくは一般的な考え方と大きく異なるもので、つまり寄付は自分の為になるというわけです。


進化的な考え方で寄付や助け合いを紐解くと、こう考えることができます。


ある世代で寄付や人助けを多くしていた人に生存や繁殖において特別な利益が無ければ、その人の子孫は寄付や人助けをしない人に比べて特に数が増えるわけではありません。むしろ寄付や人助けなどで資源や労力を消費した結果、子孫の数が減ることも考えられます。


つまり、寄付や人助けをする人が(現代に)一定数いるのであれば、それはそういった行為をすることが生存や繁殖の上で利益をもたらしてきたということです。


参考文献:


Wedekind, C., & Milinski, M. (2000). Cooperation through image scoring in humans. Science (New York, N.Y.), 288(5467), 850–852. https://doi.org/10.1126/science.288.5467.850

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