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モテる為にスポーツをするのか?

学生のスポーツと性的パートナーの関係


男女関係なく、スポーツをしている学生は性的パートナーの数がスポーツをしていない学生より多い
スポーツをしている学生の中でも、成績の良い学生ほどより多くの性的パートナーがいる

「スポーツをしてる人はモテる為にしているんだ!」


そんな主張を聞くと、皆さんはどう思いますか?


スポーツが好きな人の中には、こういった主張を聞くと、イラっとくる方もいるかもしれませんが、進化心理学の研究を交えながらこの主張について考えてみましょう。


確かに、スポーツをしている人たちは瞬間瞬間に「今練習を頑張れば、モテる!」と考えているわけではありません。


しかし、進化の話をする時に忘れてはいけないのは、「個人の選択は意外と自由」ということです。


どういうことかと言うと、「進化心理学的には男性は若い女性を好む」という研究結果があったとしても、個々人がどの年齢の女性を好むかは関係ないのです。


なぜなら、集団内には変異が必ず存在しますので、若い女性を好む男性も年配の女性を好む男性も存在します。


しかし、微妙な違い(若い女性を好む男性の方が年配の女性を好む男性よりも多く子を残せる)が世代を重ねると、大きな違いになります(若い女性を好む男性が増える)。


最初の世代でも、数十世代後でも、男性は自分の好み(遺伝子と環境の組み合わせ)に従った女性を選ぶわけですが、最初の世代に比べると、数十世代後の男性は若い女性を自発的に好むようになります(若い女性を選んできた人の子孫だから)。


そう考えると、スポーツにも同じことが言えます。


結果的にでも、スポーツをすることが繁殖に役立つのであれば、「スポーツをする人はモテる為にしている!」という主張は全否定することは難しいのではないでしょうか?


事実、2004年の研究からわかっていることは、男女関係なく、スポーツをしている学生は性的パートナーの数がスポーツをしていない学生より多く、スポーツをしている学生同士でも、成績の良い学生ほどより多くの性的パートナーがいるということです。


スポーツなどの競争で「勝ちたい」と思う感情や集団競技などで必要な「周囲と関わりたい」と思う感情が進化の上で異性を獲得することに役立ってきたという事実を踏まえることがどうやら大切なようです。


参考文献:


Faurie, C., Pontier, D., & Raymond, M. (2004). Student athletes claim to have more sexual partners than other students. Evolution and Human Behavior, 25(1), 1-8. doi:10.1016/s1090-5138(03)00064-3

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