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自信過剰なメンタルヘルスの専門家?

専門家の自己評価は正確か?


メンタルヘルスの専門家は同業者と比べた場合、自分のスキルを平均80.59点と評価
クライアントに対する心理療法では、平均して77.01%が改善し、わずか3.66%が悪化したと考えていた

皆さんは自己評価が高すぎてしまったと感じたことはありますか?


自分は周りより仕事ができると感じたり、自分の能力に自信を持ちしすぎた経験はありませんか?


一方で、心理の専門家の方たちはどうなのでしょうか?


もちろん、人の心理に精通しているのだから、自信過剰になったりすることはないのでしょうか?


これを調べた2012年の研究によると、メンタルヘルスの専門家は同業者と比べた場合、自分のスキルを平均80.59点と評価しました。


また、クライアントに対する心理療法では、平均して77.01%が改善し、わずか3.66%が悪化したと考えていました。


これは、たとえ人の心を分析するのが仕事である専門家でさえも、自分の能力に過剰な自信を抱いていることを示唆しています。


「自信過剰」、それは私たちヒトにつきまとう心理なのかもしれません。


参考文献:


Walfish, S., McAlister, B., O'Donnell, P., & Lambert, M. J. (2012). An investigation of self-assessment bias in mental health providers. Psychological reports, 110(2), 639-644.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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