涙とサポート
女性は男性よりも頻繁に泣く
泣いた人はサポートを受けられる可能性が高い
年を取るにつれ、涙腺が緩むのか分かりませんが、よく泣くようになるという話を耳にします。
そもそもなぜ私たちは泣くのでしょうか?
泣いた後はとても疲れますし、泣くという行為が何の利益ももたらさなければ、私たちは泣いている間は無駄な時間を過ごしているということになります。
2つの研究からわかっていることは、女性は男性よりも頻繁に泣くということと泣いた人はサポートを受けられる可能性が高いということです。
これは、一般的な考えとも一致するのではないでしょうか?
女性の方が泣き、泣いている人は助けたいと思うというわけです。
つまり、泣いている人は結果として涙というコストを払いながらサポートという利益を得ているのです。
泣いたら助けてもらいやすいということをわかっててやる女性がいるということを考えると、「女の涙には気をつけろ!」というのはあながち間違いではないのかもしれません。
参考文献:
Michelle C. P. Hendriks, Marcel A. Croon & Ad J. J. M. Vingerhoets(2008)Social Reactions to Adult Crying: The Help-Soliciting Function of Tears,The Journal of Social Psychology,148:1,22-42,DOI: 10.3200/SOCP.148.1.22-42
Lombardo, W.K., Cretser, G.A. & Roesch, S.C. For Crying Out Loud—The Differences Persist into the '90s. Sex Roles45, 529–547 (2001). https://doi.org/10.1023/A:1014862714833