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分散の性差ー幼少期の知能ー

2歳〜10歳までの知能の分散の性差


幼少期の知能の分散に性差が見られるか調べた2006年の研究
2歳、3歳、4歳、7歳、9歳、10歳の知能を測定・分析
2歳〜7歳までは女子の方が平均的に優れていたが、2歳を除くすべての年齢で男子の方が分散が大きかった

心理学では平均値に注目して性差を検討することがよくありますが、分散を検討することも時には重要になります。


今回は、幼少期の知能の分散に性差が見られるか調べた2006年の研究を見てみましょう。


この研究では、2歳、3歳、4歳、7歳、9歳、10歳の知能を測定した結果を報告しています。


その結果、2歳〜7歳までは女子の方が平均的に優れていたが、2歳を除くすべての年齢で男子の方が分散が大きかったということがわかりました。


かなり若い年齢(この研究では3歳時点)から分散の性差が見られるということは「Greater Male Variability Hypotheis」について考える上で、面白い結果かもしれません。


参考文献:


Arden, R., & Plomin, R. (2006). Sex differences in variance of intelligence across childhood. Personality and Individual Differences, 41(1), 39-48.

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