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子どもがカンニングをする時

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2022年2月21日
  • 読了時間: 1分

評価コメントとカンニング


評価コメントを耳にした子どもがカンニングするか調べた研究
「カンニングをしてはいけない」と指示され、子ども達はゲームに参加
実験者が他の大人に「今はいないクラスメートは頭がいい」と話しているのを耳にした5歳児は不正行為の頻度が有意に高くなった

「子どもは無邪気で可愛い」そして「大人は邪悪で醜い」そう思う方は多いかもしれませんが、子どもだって悪いことをしないわけではありません。


今回は、子どもがどのようにカンニングをするのか調べた2020年の研究を見てみましょう。


この研究では、「カンニングをしてはいけない」と指示され、子ども達はゲームに参加しました。


そして、実験者が他の大人に「今はいないクラスメートは頭がいい」と話している条件と部屋の温度について話している条件に振り分けられました。


その結果、他の子どもを褒めることを耳にした5歳児は不正行為の頻度が有意に高くなりました。


つまり、子どもであっても他者評価を気にして、(しないでと言われても)カンニングをしてしまうというわけです。


参考文献:


Zhao, L., Chen, L., Sun, W., Compton, B. J., Lee, K., & Heyman, G. D. (2020). Young children are more likely to cheat after overhearing that a classmate is smart. Developmental Science, 23(5), e12930.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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