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批判される進化心理学

進化心理学、心理学、進化生物学に対する批判


研究者を対象に進化心理学、心理学、進化生物学に対する批判の強さを調べた2016年の研究
概念上の懸念や妥当性の懸念などの点で進化心理学に対する批判は最も強く、総合的な評価でも心理学や進化生物学よりも批判が強いことが判明

インターネット上での進化心理学に対する風当たりは厳しいものがありますが、研究者の間では進化心理学に対する批判はどのように存在しているのでしょうか?


これを確かめるのにうってつけな研究が2016年に発表されました。


この研究では、研究者を対象に進化心理学、心理学、進化生物学に対する批判の強さを調べましたので、進化心理学が他の類似分野(心理学と進化生物学)に比べて批判されやすいのかどうかを知ることができます。


結果としては、概念上の懸念や妥当性の懸念などの点で進化心理学に対する批判は最も強く、総合的な評価でも心理学や進化生物学よりも批判が強いことが判明しました。


内容を細分化してみると、進化心理学は「相関関係と因果関係の混同」や「異性愛者に限定された結果」などの批判が強かったというわけです。


この結果は進化心理学を研究する人達にとっては耳の痛いものかもしれませんが、やはり進化心理学に対する批判は(研究者の間でも)まだまだ強いようです。


参考文献:


Jonason, P. K., & Schmitt, D. P. (2016). Quantifying common criticisms of evolutionary psychology. Evolutionary Psychological Science, 2(3), 177-188.

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