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利他主義は望ましいのか?

些細な利他主義の合図


利他主義が望ましい特性か調べた2010年の研究
利他主義の合図は些細なものであっても(刺激文章の10%程度)長期的な関係では望ましい(男女ともに利他主義な異性を好む)

進化心理学の分野ではよく、利他主義は望ましい特性であるというようなことが主張されますが、どのような研究がこの主張を支持しているのでしょうか?


利他主義が望ましい特性か調べた2010年の研究を見てみましょう。


結果を簡単に示すと、利他主義の合図は些細なものであっても長期的な関係では望ましい、つまり男女ともに利他主義な異性を好むことがわかりました(関係別の詳細な結果に関しては論文をご確認ください)。


この研究の面白い点は、単に利他主義が望ましい特性であることを示しただけでなく、刺激文章のわずか10%程度の利他主義に参加者が反応し、ターゲットを好むようになったという点にあります。これは利他主義の重要性を強調しています。


参考文献:


Barclay, P. (2010). Altruism as a courtship display: Some effects of third‐party generosity on audience perceptions. British Journal of Psychology, 101(1), 123-135.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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