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匂いで確かめる!?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年10月26日
  • 読了時間: 2分

匂いと遺伝的関連性


他人は91%、母親は86%、父親と兄妹は59%、自分は50%の確率で匂いだけで識別可能
親族と非親族はほとんど間違えない

季節の変わり目に街を歩くと、なんとなく街の匂いが違うように感じます。


視覚から得られる情報以外にも嗅覚はたくさんの情報をキャッチすることが出来ます。


意外かもしれませんが、私たちは遺伝的類似性(どれだけ遺伝子が近いのか)を嗅覚から得られる情報だけでも判断可能なのです。


2003年には匂いだけで親族と非親族を識別できるのか?という疑問に答えるべく、ある実験が行われました。


すると、他人は91%、母親は86%、父親と兄妹は59%、自分は50%の確率で匂いだけで識別可能であり、親族と非親族はほとんど間違えないということが判明しました。


つまり、嗅覚だけでも私たちヒトは親族と非親族を見分けることができるということです。


戸籍など存在しなかった祖先の時代では、親族か非親族か見分けることはとても大切です(近親婚を防ぐ為)。


私たちが今なお嗅覚から得られる情報のみでこれだけ正確に親族と非親族を識別できるということは、祖先の環境では嗅覚が親族を識別する為に大いに役立っていたということの名残りなのでしょう。


参考文献:


Weisfeld, G. E., Czilli, T., Phillips, K. A., Gall, J. A., & Lichtman, C. M. (2003). Possible olfaction-based mechanisms in human kin recognition and inbreeding avoidance. Journal of experimental child psychology, 85(3), 279–295. https://doi.org/10.1016/s0022-0965(03)00061-4

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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