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ギャングになるメリット...?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2022年2月26日
  • 読了時間: 2分

ギャングと性的パートナーの数


1989年〜1991年にかけてコロラド州で発生した性感染症(STD)のアウトブレイクに関する1995年の分析
アウトブレイクに関与した男性のうち、57人のギャングメンバーの平均的な性的パートナーの数は、63人の非ギャングメンバーよりも有意に多いことが明らかに

ここ2年、アウトブレイクやパンデミックという感染症に関する用語を耳にする機会が非常に増えましたが、アウトブレイクが引き起こされた時、その責任は人々の中で平等なのでしょうか?


言い換えるならば、ある人の行動が他の人よりもアウトブレイクに多く寄与するということはないのでしょうか?


今回は、アウトブレイクの中でも性感染症(STD: Sexually Transmitted Disease)に着目してみましょう。


1989年〜1991年にかけてコロラド州で発生した性感染症のアウトブレイクに関する1995年の分析によると、アウトブレイク(集団発生)に関与した男性のうち、57人のギャングメンバーの平均的な性的パートナーの数は、63人の非ギャングメンバーよりも有意に多いことが明らかになりました。


男性が若い時に危険を冒してでもギャングになるということは性的パートナーを多く得られるというメリットに見合うものなのかもしれません。


ここで注意しなければならないのは、ギャングの人たちも初めから性的パートナーのことを考えてギャングになるわけではなく、高い地位を得ることや、仲間と群れることの結果として性的パートナーが得られるというわけです。


ギャングになる人たちは“人生のことを考えていない愚かな犯罪者予備軍”というわけではなく、それに見合うメリットがあるということも忘れてはいけないと思います(ギャングになることを推奨しているわけではありませんが...)。


参考文献:


Palmer, C. T., & Tilley, C. F. (1995). Sexual access to females as a motivation for joining gangs: An evolutionary approach. Journal of Sex Research, 32(3), 213-217.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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