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美しい花には棘がある

乳幼児の棘に対する反応


棘は植物の防御機構
乳幼児は棘がある植物を触りたがらない

美しい花には棘があるとは言われることがありますが、なぜそもそも棘がある植物が存在するのでしょうか?


実は、棘には植物を外敵から守るという大切な役割があります。


この説明が成り立つためには実際に外敵が棘のある植物を避けるかどうか確かめる必要があります。


2018年の研究では、乳幼児は棘がある植物を触りたがらないことがわかりました。


つまり、棘がある植物は、棘がない植物に比べて実際に外敵から忌避されるようです。


進化とは動物だけに起こるのではなく、植物と動物(外敵)の競争でも起こるということを示す例の1つです。


参考文献:


Włodarczyk, A., Elsner, C., Schmitterer, A., & Wertz, A. E. (2018). Every rose has its thorn: Infants' responses to pointed shapes in naturalistic contexts. Evolution and Human Behavior, 39(6), 583-593. doi:10.1016/j.evolhumbehav.2018.06.001

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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