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なんとなく意味が分かる...?

外国語と感情判断


外国語であっても、声の調子から感情を判断することができる
母国語の方が感情判断において正解率は高い

外国語の映画を観る時は字幕が欠かせませんが、機械の操作に手間取り字幕がなかなかつけられないことがあります。


そんな時、喋っている内容はわからなくても、なんとなくの意味を理解できるような気がする瞬間があります。


そう、私たちには言語に関係なく、声の調子から感情を判断する機能が備わっているのです。


2018年の研究はこの仮説を実験によって確かめました。


その実験の結果によると、どうやら、国語であっても、声の調子から感情を判断することができるようです。


もちろん、母国語の方が正解率は高いのですが、それでも言語に依存せず感情を理解できるというのは興味深いことです。


例えば、怒る際には、言葉、トーン、表情などさまざまな要素が一体となって「怒り」を形作りますが、その1つをとっても私たちは感情をある程度は予測可能なようです。


確かに、言葉を喋ることが出来ない乳幼児の感情を理解しないといけない私たち大人にとっては、言葉が理解できないから感情が読み取れないなんてことはあるわけがないのかもしれません。


参考文献:


Chronaki, G., Wigelsworth, M., Pell, M.D. et al. The development of cross-cultural recognition of vocal emotion during childhood and adolescence. Sci Rep8, 8659 (2018). https://doi.org/10.1038/s41598-018-26889-1

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