自信と先制攻撃の性差
男性は女性よりも自信過剰であり、先制攻撃を行う可能性が高いことが2006年の戦争ゲームに関する研究より判明
男性は戦争に勝つことに楽観的で、戦争を始める可能性が高いことが示唆
戦争とはいわば集団間競争ですが、進化心理学の多くの研究が女性よりも男性が集団間競争に傾いているということを明らかにしています。
例えば、2006年の戦争ゲームに関する研究では、男性は女性よりも自信過剰であり、先制攻撃を行う可能性が高いことがわかりました。
これは、男性の方が戦争に勝つことに楽観的で、戦争を始める可能性が高いことを示唆しています。
自信過剰と戦争は切っても切り離せない関係にあるということです。
しかし、これは考えてみると当然ではないでしょうか?
憎しみを抱いた相手にひどいことができるように、感情と行動は密接に関連しています。
もし勝つ自信がなければ(当然のことながら)先制攻撃を始めるはずなどないのです。
参考文献:
Johnson, D. D., McDermott, R., Barrett, E. S., Cowden, J., Wrangham, R., McIntyre, M. H., & Peter Rosen, S. (2006). Overconfidence in wargames: experimental evidence on expectations, aggression, gender and testosterone. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences, 273(1600), 2513-2520.
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