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不純物を見分ける

嫌悪感と不純物の検出


白色の中から不純物を検出する研究
嫌悪画像を見た後、嫌悪感受性の高い人は白色からの逸脱を検出する能力が高まることが判明

生物学的には嫌悪感を感じる対象を検出し、避けることは重要です。


それは病原体への暴露から個体を守るからです。


今回は嫌悪感と不純物を検出する能力の関係を見てみましょう。


この研究によれば、嫌悪画像を見た後、嫌悪感受性の高い人は白色からの逸脱を検出する能力が高まることが明らかになりました。


私たちはある能力が高い人を優れており、能力が低い人を劣っていると考えがちですが、この研究が明らかにするように、実際には能力の高低に優劣はなく、能力は一時的な動機づけにより高まったり低くなったりし、ただ適応問題を解決しているだけなのかもしれません。


参考文献:


Sherman, G. D., Haidt, J., & Clore, G. L. (2012). The faintest speck of dirt: Disgust enhances the detection of impurity. Psychological Science, 23(12), 1506-1514.

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