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「満足」するとお金持ちになれない!?

過去の幸福度と収入の関係


1980年代半ばに最も不幸だった人と最も幸福だった人の2000年代初めの収入は多少幸福だった人よりも少ない
不幸すぎるのも、幸せすぎるのも収入増加を阻害する要因だということ(ヒトは適度に幸福感を感じるように進化してきた)

「恥の多い生涯を送って来ました。」


この文章を読むたびに、これは「人間失格」や「走れメロス」を書いた太宰治の心情を表しているのではないかと思えてなりません。


何かを成し遂げるような偉大な人物とは常に何らかの不安と戦っているのではないでしょうか?


2007年に行われた研究では、この考えを支持するような結果が出ています。


この研究によると、1980年代半ばに最も不幸だった人と最も幸福だった人の2000年代初めの収入は多少幸福だった人よりも少ないことが判明しました。


つまり、不幸すぎるのも、幸せすぎるのも収入増加を阻害する要因だということです。


これは私たちヒトが適度に幸福感を感じるように進化してきたからだと言うことが出来ます。


「満足」してしまえば、これ以上の状態を望む努力はしないでしょう。


しかし、現在の状態に満足しない人はより努力を重ねます。


結果として、繁殖に成功するのは「現在の状態に満足しない人」という予測が立てられます。


私たちは現状に「満足した」人の子孫ではなく、現状に「満足できなかった」人の子孫ということでしょう、


参考文献:


Oishi, S., Diener, E., & Lucas, R. E. (2007). The Optimum Level of Well-Being: Can People Be Too Happy? Perspectives on Psychological Science, 2(4), 346–360. https://doi.org/10.1111/j.1745-6916.2007.00048.x

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