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男は怒り、女は幸せに

男女と表情の関係


顔の性別と感情表現の判断の関係を調べた2007年の研究
顔は男性化すると怒っているように見え、女性化すると幸せそうに見える
顔から感情を読み取る際に見られるバイアスは文化的ステレオタイプに基づく単純な推論ではなく、人間の顔の構造そのものが影響している可能性を示唆

皆さんは男性の顔を見た時、女性の顔を見た時、どのように見えますか?


中立的な表情をしていたら男女それぞれ同じような感情を抱いているように見えるのでしょうか?


顔の性別と感情表現の関係を調べた2007年の研究を見てみましょう。


この研究では7つの一連の実験により顔の性別と感情表現を綿密に検討しています。


例えば、感情表現をイメージすることが自動的に性別を喚起させることや怒りの表情は男性の顔であるとより速く正確に判断され、幸せの表情は女性の顔であるとより速く正確に判断されることなどがこの研究から明らかになりました。


また、興味深いことに顔は男性化すると怒っているように見え、女性化すると幸せそうに見えることもわかりました。


これらの顔の性別と感情表現の独立でない関係は文化的ステレオタイプに基づく単純な推論ではなく、人間の顔の構造そのものに起因する可能性を示唆しています。


つまり、男性は女性に比べて潜在的に危険な存在である為、近づき難さと関連する怒りの表情が関連づけられており、反対に女性は友好的であることが多く、近づき易さと関連する幸福の表情が関連づけられているというわけです。


参考文献:


Becker, D. V., Kenrick, D. T., Neuberg, S. L., Blackwell, K. C., & Smith, D. M. (2007). The confounded nature of angry men and happy women. Journal of personality and social psychology, 92(2), 179.

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