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薬物にハマる

コカインと社会的地位


従属的な(社会的地位の低い)サルは支配的な(社会的地位の高い)サルよりコカインに依存しやすい
薬物に依存しやすいのは社会的地位の低さが関係しているのかもしれない

日本にいると、中々周りでは話を聞かないことも多いのですが、それでも近年違法薬物の所持で逮捕される芸能人は後を絶ちません。


芸能人が逮捕されたという報道が出るたびに、華やかな芸能界の闇は深いなと思うものですが、いったいどのような人が薬物に依存しやすいのでしょうか?


2002年に行われた研究は、コカインへの依存に関して脳科学的に重要な知見を提供しています。


この実験では、社会的地位の違いがサルのコカイン依存にどのような影響を及ぼすのかが確かめられました。


どうやら、従属的な(社会的地位の低い)サルは支配的な(社会的地位の高い)サルよりコカインに依存しやすいようです。


つまり、薬物依存に陥りやすいのは社会的な地位の低さが関係しているのかもしれないということです。


支配的なサルがコカインにあまり興味を示さないのは、コカインの“魅力”は社会的地位が高くなると薄れてしまうからなのでしょう。


この研究が暗示しているのは、コカインなどの薬物依存は、裕福な芸能人が陥りやすいのではなく、むしろ私たち庶民の方が薬物に依存する可能性が高いということです。


参考文献:


Morgan, D., Grant, K. A., Gage, H. D., Mach, R. H., Kaplan, J. R., Prioleau, O., Nader, S. H., Buchheimer, N., Ehrenkaufer, R. L., & Nader, M. A. (2002). Social dominance in monkeys: dopamine D2 receptors and cocaine self-administration. Nature neuroscience, 5(2), 169–174. https://doi.org/10.1038/nn798

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