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結婚前後、離婚前後のテストステロン

結婚や離婚による男性のテストステロンの変化


空軍の退役軍人(ベースライン時32〜68歳)1,881人を対象に10年間、4回テストステロン値を測定した研究
年齢によって調整されたテストステロンレベルは結婚前後の数年間は低下していたが、離婚前後の数年間は比較的高いことが判明

一度にデータが取れる横断的研究とは異なり、同じ対象者を何度も調査する縦断的研究は実施はとても大変ではありますが、非常に重要なデータを提供してくれます。


今回は、男性のテストステロン値を調べた縦断的研究をご紹介します。


空軍の退役軍人(ベースライン時32〜68歳)1,881人を対象に10年間、4回テストステロン値を測定した研究によれば、年齢によって調整されたテストステロンレベルは結婚前後の数年間は低下していましたが、離婚前後の数年間は比較的高いことがわかりました。


これは、男性のテストステロンレベルが生涯にわたって一定なのではなく、婚姻状況によって影響を受けることを示唆しています。


結婚後に落ち着く男性、離婚後にアグレッシブになる男性はテストステロンの影響なのかもしれません。


参考文献:


Mazur, A., & Michalek, J. (1998). Marriage, divorce, and male testosterone. Social Forces, 77(1), 315-330.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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