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男性同士の争いと生存への貢献

一夫一妻制と一夫多妻制の時の男の頑張り


一夫一妻制から一夫多妻制になるにつれて、男性の攻撃性は増加し、男性の生存への貢献割合は減少する
一夫一妻制は男性同士の争いを減らし、母子により多く投資させるために役立つということ

犯罪率が高いのはどっち?では一夫多妻制の下では男性同士の争いが増加するということを紹介しました。


それと関連して、一夫一妻制と一夫多妻制の違いを考えてみましょう。


2000年の研究から、一夫一妻制から一夫多妻制になるにつれて、男性の攻撃性は増加し、男性の生存への貢献割合は減少することがわかりました。


生存への貢献とは、食物を手に入れたり、作り出したりすることを意味します。


この研究が意味するところは、一夫多妻制は男性同士の争いを減らし、母子により多く投資させるために役立つということです。


男性同士が異性を巡って過激な争いをせず、結婚したら多くの時間を母子に費やすのは、一夫一妻制だからなのかもしれません。


参考文献:


Marlowe, F. (2000). Paternal investment and the human mating system. Behavioural Processes, 51(1-3), 45–61. https://doi.org/10.1016/S0376-6357(00)00118-2

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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