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太っている親は良い親?

体脂肪と親の素質の関係


体脂肪率が高い男女は体脂肪率が低い男女に比べてより良い親だと捉えられやすい
配偶者に求められる素質と親に求められる素質は異なるということ

体脂肪率が高い男性と低い男性、もしくは高い女性と低い女性、どちらの方がより良い配偶者になりえるのでしょうか?


多くの人は、太った異性よりも痩せた異性を好むと思いますが、体脂肪率が低いことが常に好まれるわけではありません。


2020年の研究では、体脂肪率の異なる男女がどれだけ親として相応しいと捉えられるかを調査しました。


その研究によると、どうやら体脂肪率が高い男女は体脂肪率が低い男女に比べてより良い親だと捉えられる可能性が高いことがわかりました。


つまり、配偶者に求められる素質と親に求められる素質は異なるということがこの研究からわかります。


交際か結婚かでも紹介されたように、良い遺伝子を持つ男性は良い父親には向かないということも、この研究の裏付けになるでしょう。


「異性として優れた資質」を持つ人は「親」として生きるのではなく、「配偶者」として生きる方が(多くの子どもを残せる可能性が高いので)より適応的だからということでしょう。


参考文献:


Sacco, D.F., Holifield, K., Drea, K. et al. Dad and Mom Bods? Inferences of Parenting Ability from Bodily Cues. Evolutionary Psychological Science6, 207–214 (2020). https://doi.org/10.1007/s40806-020-00229-x

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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