top of page

子どもを守る

子どもを守ることと病気への嫌悪感


女性は男性よりも病気を引き起こす刺激に敏感に反応する

妊婦と外国人では妊婦の行動免疫システムについて紹介しました。


それと関連する話ですが、一般的には男性と女性、どちらの方が病原体に敏感に反応するのでしょうか?


多くの研究が明らかにしているのは、男性よりも女性の方が病気を引き起こす刺激に敏感に反応するということです。


なぜなら、男性と女性の大きな違いと言えば、子育てになります。


女性は子どもを産んだあと、強制的に子育てに従事することになりますが、男性には子育てをするかどうかという選択の余地があります(そういう社会で良いのかどうかはまた別の話)。


つまり、ヒトの社会では女性は男性よりも子どもや乳幼児と密接に暮らしているわけです。


すると、男性よりも女性が病気になるということは次の世代にとって致命的になるので、女性は男性よりも病気を誘発する刺激に対して敏感に反応するように進化してきたのだと考えられています。


参考文献:


Curtis, V., Aunger, R., & Rabie, T. (2004). Evidence that disgust evolved to protect from risk of disease. Proceedings. Biological sciences, 271 Suppl 4(Suppl 4), S131–S133. https://doi.org/10.1098/rsbl.2003.0144

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

​合同会社 日本進化心理学IHAセンター ALL RIGHTS RESERVED

  • Twitterの社会のアイコン
bottom of page