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ひどい戦略?マフィア仮説?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2022年4月13日
  • 読了時間: 2分

マダラカンムリカッコウの戦略


マダラカンムリカッコウはカササギの巣に托卵をする
托卵を受け入れない場合は86%、托卵を受け入れた場合は12%の確率で巣が荒らされた
カササギは托卵を受け入れた方が繁殖成功がやや高くなる

カッコウは意地悪なだけ?ではマダラカンムリカッコウのヒナが存在することがハシボソガラスにとって有益になり得るという話をご紹介しました。


今回はマダラカンムリカッコウとカササギの関係を見てみましょう。


マダラカンムリカッコウはカササギの巣に托卵を行いますが、ヒナがカササギのヒナを皆殺しにすることはありません。


つまり、カササギはマダラカンムリカッコウのヒナを受け入れることが余分なコストにはなりますが、圧倒的に悪いコスト(自身のヒナの数が0になる)にはならないわけです。


しかし、なぜカササギは托卵を受け入れる場合があるのでしょうか?


マフィア仮説と呼ばれているマダラカンムリカッコウの戦略がこれを説明するでしょう。


マダラカンムリカッコウは巣を再度訪れ、自身の卵がまだあるかどうかで巣を荒らすかどうか決めるのです。


研究でも、托卵を受け入れない場合は86%、托卵を受け入れた場合は12%の確率で巣が荒らされるということが明らかになっています。


実際、カササギは托卵を受け入れた方が繁殖成功がやや高くなるようです。


まさにマフィアのように巡回を行うマダラカンムリカッコウというわけです。


ヒナが宿主の子どもを皆殺しにするよりはマシ...なのでしょうか?


参考文献:


Soler, M., Soler, J. J., Martinez, J. G., & M⊘ ller, A. P. (1995). Magpie host manipulation by great spotted cuckoos: evidence for an avian mafia?. Evolution, 49(4), 770-775.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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